みなさんこんにちは、masatoです。
吹奏楽コンクールの本番ステージ。独特の緊張感の中で、「高音でトチったらどうしよう」「息が震えてしまう」と不安になっていませんか?
どれだけ厳しい練習を重ねてきても、本番の緊張で体が硬くなってしまってはもったいないです。特にトランペットなどの高音金管パートは、ステージで良くも悪くも目立つため、プレッシャーも半端ないですよね。
実は、ステージの上で実力を出し切るための秘訣は、新しいことをしようとせず、極限状態で「基本」に意識を集中させることです。今回は、打倒・緊張のためのコンクール直前対策を簡潔に解説します。
1. 緊張した時こそ「息の流れ」をいつもの1.5倍遠くへ届ける
緊張すると、人間は無意識に呼吸が浅くなり、喉が締まります。その結果、音がカサついたり、ピッチ(音程)が上がって周りと合わなくなったりします。
呼吸が浅くなり喉が締まるメカニズム
ステージの魔物に呑まれると、体は闘争・逃走モードに入り、胸式呼吸のようになります。これにより息の圧力が下がり、それを補おうとして無意識に喉や唇に力が入ってしまうのです。
【対策】客席の最奥へ「太く長い息」を通し続ける
楽器を構えたら、客席の一番後ろ(審査員席よりも奥)の壁に向かって、「太く長い息をまっすぐ通し続ける」ことだけに全神経を集中させてください。息の流れさえ止まらなければ、喉の力みが自然と取れ、緊張していてもブレない豊かなサウンドがホールに響きます。音を出すときに口元を意識するのではなくベル先で吹いている意識を持ち、響きを自身の360度全てを響かせることを意識することが重要です。
2. ハイトーンの不安は譜読みの段階からシラブルを意識して潰す
コンクール曲の聴かせどころで高い音が出てくるとき、「外したくない」という恐怖からマウスピースを強くプレス(押し付け)しがちです。これもバテやミストーンの引き金になります。
恐怖からくるマウスピースの押し付けを防ぐ
「高い音=力で出す」という回路が本番で発動すると一発でアウトです。これを防ぐには、本番のその場しのぎではなく、日頃の練習(譜読み・基礎練習)の段階から正しい回路を体に染み込ませておく必要があります。
【対策】「HI」「CHI」のシラブルを体得しておく
楽譜をさらう段階から、高音の直前で頭の中に「HI(ひー)」または「CHI(ちー)」のシラブルを強くイメージして吹く訓練をしてください。
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口の中の容積を正しく狭める
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息のスピードをコントロールする
この感覚を日頃から信じて練習しておくことで、本番の極限状態でも唇の力みに頼らず、ハイトーンのツボへ綺麗に音を当てることができます。
3. 「周りを聴く」のをやめて「周りの音に乗っかる」
「間違えないように周囲に合わせなきゃ」と守りに入ると、演奏が萎縮してしまいます。
守りの姿勢が演奏を萎縮させる原因
アンサンブルを良くしようとして「聴こう、聴こう」と身構えすぎると、自分の発音がワンテンポ遅れたり、息が守りに入って音がアタックで引っかかったりします。
【対策】低音パートや隣の人の響きの波に息を乗せる感覚
コンクールのステージでは、周囲を警戒して聴くのではなく、低音パートや隣の人が出している「豊かな響きの波に、自分の息を乗せていく」という意識を持ちましょう。これだけで、バンド全体のサウンドに自然とブレンドし、審査員の心に届く音楽になります。
4. 【最重要】ミスを引きずらない「今、この瞬間の1音」に集中するメンタル
トランペット吹きが本番で崩れる最大の原因は、実は技術ではなく「心のリズムの崩れ」にあります。
なぜ楽譜の先の難所が気になると失敗するのか?
演奏しながら「あそこにある10小節先のハイB♭、出せるかな…」と先のことを考えているとき、あなたの意識は「今吹いている音」にありません。心ここにあらずの状態では、指がもつれたりアタックをミスしたりするのは当然です。
ミスをしても「次の今」がある
もし途中でミスをしてしまっても、絶対に引きずってはいけません。過去を振り返って悔やんでいる間にも、音楽は進んでいます。「ミスをしても、次の瞬間には『新しい今』が始まる」と割り切り、過去の音をその場に捨て去るメンタルが必要です。
本番で発揮するために:日頃の練習から訓練する
このメンタルコントロールは、本番のステージでいきなりできるものではありません。普段の個人練習や合奏の時から、「常に目の前の瞬間をどうアプローチするか」だけを考えて音を出す訓練を積み重ねてください。日頃の「今への集中」の質が、そのまま本番の強さになります。
まとめ:ステージへ持っていくのは3つの引き算だけ
吹奏楽コンクールの本番で勝つための対策は、あれこれ付け足すのではなく、究極の「引き算」です。
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客席の奥まで息の流れを絶対に止めない
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高音はプレスではなく、普段から仕込んだシラブルを信じる
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周りのサウンドの波に乗っかる(ミスは引きずらず「今」に集中)
あれこれ考えず、この3つだけをポケットに忍ばせてステージへ上がってください。あなたのこれまでの努力が、最高の形で響くことを応援しています!


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