皆さんこんにちは。masatoです。
今回は少しディープなお話をしていきます。テーマは『緊張』に関してです。私は社会人になってからこの緊張するという現象に悩まされてきました。それから現在まで約20数年付き合ってきています。現在の状況をお伝えさせていただきますと、色んな改善効果もあり正常に戻りつつありますが、まだ完全に克服できているわけではありません。
今回はそんな私の事象とそれを克服しようとしている取り組みについてお話しすることで同じように緊張に苦しんでおられる方の何かの克服のきっかけになればと思います。今回の記事は全て私の経験に基づく中での感情や行動を書いています。ですから医療的、科学的見解とは相違する部分があるかもしれませんがご了承ください。
1 なぜ緊張してしまうのか?
一言緊張と言っても千差万別、その人なりの症状と言いますか、現象が起こります。今回は私のケースをお話させていただいて考えられるケースを探りたいと思います。どんな本番であっても必ず緊張はします。ここで記事にしてるのはそういう緊張ではなく明らかに体に異変が生じるレベルでのことです。どうしてそのような現象が起きてしまうのか正直わかりません。
緊張は突然やってくる
実際私が体験したあるコンテストの本番の日に起こった出来事をお話させていただこうと思います。
練習過程においても何の問題もなし。不安な箇所は無いとは言えませんが、問題ないレベルでリハーサルできている状態でした。そして本番当日朝の練習でも今まで通りの体の状態で結構リラックスできています。いよいよ本番会場へ入り控室で音出しをしている時も異状なし。リハーサルルームでのチューニングの際に少し心拍数が上がる。しかし誰もが体験する程度のことで特筆に値しない。係員の方に呼び出されいよいよ舞台袖で前2団体を聴きながら待機。この際に激しい心拍数の上昇が自覚できるようになる。私の前団体の演奏が終わり舞台へ行こうと椅子から立ち上がった時軽い立ち眩みと軽いしびれの症状が出る。そして本番。体が硬直したようになり息をまっすぐに吐くことができなくなる。よって音がふらつき自分でコントロール不能となる。何とか気合を入れて状況改善を図るが回復せずボロボロの状態で本番を終えてしまいました。そして本番が終わると自然にその症状はおさまり何事もなかったようになるのでした。
理由は明確にはわからない
一般的に緊張の理由としては、練習不足からくる不安、恐れが原因と言われていますが十分に練習できた時にもその症状は起こってしまいます。要因の一つではありそうですが元凶ではない気がしています。私はあるコンテストに出場した時にだけこの症状が出てきます。理由が明確でない以上対策を打つのがとても難しくなります。ですから、それがなぜなのかを自分なりに振り返って緊張が起こる原因を探りました。
過去のトラウマか
私がそのコンテストに出場しだしたのは中学2年からでした。県大会予選を書き抜き、本選に行った時のことです。私はその本番の日に風邪をひき熱がありました。そのまま本番に臨んだのですが、体調不良をコントロールできずに大事なソロを大失敗してしまったのです。それ以来そのコンテストをまともな状態でこなせたことはありません。医学的なことはわかりませんがこの時の経験の何かが現在にも影響していると推測されます
2 緊張との闘いについて(体験談)
今までお話した記事から私なりの対策をしてみました。
成功体験の積み重ね
原因を過去のトラウマ的な体験にルーツがあると仮定した私は積極的にその環境に身を置きました。小さい小編成での本番を増やして体を慣らしていく感じです。数年は全く効果がありませんでしたが、以前ほどの極度な身体の変化は徐々に少なくなっていったのです。
結果に対して執着しない
当時は何とか県代表の座をつかむべく頑張ってきてました。それが自分にマイナスのイメージを与えているのかもしれないと仮定した私は結果や、自分自身のコンディションに対していい意味での『期待』をすることをやめていきました。不調な箇所を発見すると訓練不足と思いそこに負荷をかけます。それが結果的に全体のバランスを崩していたのかな?と思います。もちろん練習はするのですが、オーバーワークを減らしたおかげで自分自身のコンディションも波がなくなってきました。
3 まとめ
現在ではまだ多少の症状は出るものの、コントロールできないレベルではなくなってきました。本当は医療機関で相談するというのも一つかもしれません。ただ過度な緊張はただの練習不足などでは全くありません。必ず原因となる経験がどこかに隠れています。そしてその環境を少しずつ取り去っていくことで自然ともとに戻っていくと私は信じています。ですから決してあきらめたり、自分を責めたりせずにマイペースで一歩一歩全していきましょう。
いかがだったでしょうか。今回は『緊張』をテーマに私の体験をもとにお伝えしてきました。この悩みを抱えておられる方多いのではないでしょうか?また相談しずらい内容ですのでお困りの方はお問合せからメッセージいただきましたらできるだけお答えさせていただきます。
それでは今回はこの辺で、また次の記事でお会いしましょう。
masato