もう悩まない、失敗しないマウスピースの選び方

皆さんこんにちわ。masatoです。

本日は失敗しないマウスピースの選び方についてお話させていただきます。

皆さんはマウスピースはお持ちですよね?もしかしたら学生の方々でしたら吹奏楽部の備品を使用されている方もおられるかもしれませんね。私も長年トランペットを吹いてますが数多くのマウスピースを使用してきました。その経験からマウスピースの扱い方、選び方をご紹介できたらと思います。

それでは始めていきましょう。

1 マウスピースを変えることについて

マウスピースとは日本名では『唄口』とも言われてまして、トランペットを実際に演奏する際直接マウスピースに口をつけ唇から発生している振動を増幅させて楽器に伝えることによって音を出すパーツです。現在ほんとにたくさんのメーカーから販売されていてマウスピース専門メーカーまであるんのです。トランペットを購入した時にも付属品としてついてるマウスピースですがどうしてマウスピースを変える必要があるのでしょうか?

自分の体に合っていない時

マウスピースの種類はたくさんありまして違いは直径の大小、深さ、スロート径、など要は様々な場所の寸法によって種類分けされています。例えば運動選手が競技で使用するシューズを選定する際その方の体格、足の状態、取り組む競技によって選択していきません。そのシューズはAさんにとってはジャストフィットしてもBさんにとっては使いずらい可能性があるのです。当たり前だと思います。マウスピースにも同じような状況でありますので、使用する方によって使用感に差が出てきます。ですから特に学生の方で学校の備品を使用している場合は仕方なくそれを使わざるを得ないのでマウスピースを変えるのも選択の一つとなります。

自分の欠点を補う場合

こちらはあくまで一般論です。例えばあなたが高い音を出すのが苦手な場合、カップの浅めのマウスピースを選択することや、あなたの音の線が細いなと感じたときは、カップが少し深め、もしくは内径の大きなマウスピースを選択するようなことがあります。誰しも自分の苦手なところはありますし、それが道具を変えることで改善されるのであれば、それはそれでいい事です。

しかしこの意見には私個人はあまり賛成していなくて、たいていの方はこの選択を安易に行うとほかの部分に影響してしまう懸念があります。上の例で行くとカップを浅いものにすると、高音は出やすくなっても、中低音の音色が良くなかったり、大きい内径のマウスピースやカップが深いマウスピースを選択すると音がくっきり聞こえづらかったりすることがあります。まさに諸刃の剣といったところでしょうか?

いずれにしても弱点克服の為にマウスピースを変えるのはリスクがついて回るのでよく考えないと誤った選択をしてしまう可能性があります。

2 masatoがやらかしたマウスピース選び

私がこの36年の間に購入したマウスピースは軽く考えただけでも30本以上は吹いてます。ひょっとしたら私は少ないほうかもしれません。今思えば私のマウスピース選びは失敗ばかりでした。完全に「情報に踊らされたコレクター」状態です。大きい口径がはやると買う、浅いカップがはやると買う、重いモデルがはやれば買う、有名アーティストの使用情報が出れば買う、楽器屋さんに進められたら買う。もちろんその時点では気に入って買っているのですが、使っているうちに『なんか違う』

となってまた違うモデルを買う。じっくりと選ぶことをしていませんでした。そして道具は助けてくれないことに本当の意味では気づいていませんでした。こんな経験から今では使用しているのは1本だけにするようにしていきました。

3 どんなマウスピースを選ぶべき?(選び方)

では実際のマウスピースの選び方についてお伝えしていきたいと思います。

まずは標準的なモデルから

あまり面白くないタイトルですが、このお話をトランペット経験が浅い中高生を中心に考えますと、まずは標準的なモデルから試奏していくのがいいと思います。例えばバック(トランペットのメーカー)で言うと、7C、5C、3C、1と1/2モデルからがベターです。

やはりこれから基礎力を着けていく段階ですのであまり道具に個性がありすぎるのは控えたほうが結果早く上達していくと思います。

自分の楽器を持っていこう

やはり普段吹いている楽器を持ち込んだほうが試奏がスムーズに進むと思われます。それくらいマウスピースはデリケートなんです。

客観的に聞いてくれる人を連れて行こう

楽器の選び方でも紹介いたしましたが、自分以外の方にマウスピースを変えることによってあなたの音がどのように聞こえてるのかを聞いてもらって感想をもらうことがとても参考になります。

マウスピース選択の決め手

これはあなたが自然に出す息に敏感に反応してくれるマウスピースです。皆さんの背丈、口の形、歯並びなど人それぞれ違います。ですから、あなたの友達に『このマウスピースいいよ』と紹介されてもあなたに合うとは限りません。試奏の時にはそのことをよく理解してあなたにあうマウスピースを選んでいきましょう。

4 まとめ

いかがだったでしょうか。今回は失敗しないマウスピースの選び方についてお伝えしてきました。楽器の選定と同じなのですが、マウスピースの選定のほうがより試奏した時の自分の感覚が大事になります。ですから必ず購入時は誰かほかの方に聞いてもらいましょう。

そしてマウスピースはあなたを上手くしてくれるわけではありません。いつもより高い音が鳴ったからと言って安易に選択してはいけません。あなたにとっての良いマウスピースは、自然な奏法をしているあなたにうまく反応してくれるマウスピースです。そこを間違えなければ何の問題もありません。いいマウスピースに出会えるといいですね。

それでは今回はこの辺で、また次の記事でお会いしましょう。

masato

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