皆さんこんにちわ。masatoです。
皆さん楽器メンテナンスしておられますか?ここで言うメンテナンスとは楽器の洗浄を含めた日々のお手入れのことです。メンテナンスに関しての記事を今まで書いてこなかったのですが理由があります。それはちょっと世間の情報とは違う意見を持っているからです。今回は私の考えるメンテナンスのお話をさせてもらって、こういう考えもありますよという参考にし、皆さんなりのメンテナンスのやり方をお考えになっていただけたらと思います。
1 メンテナンスって要りますか?
こちらは私が以前指導している方に尋ねられたことをタイトルにしています。最初に答えをズバリ言いますと要ります。あまりに当然の答えで申し訳ない感じもするのですがメンテナンスは必要です。私もやっています。
誤解を恐れず申しますとトランペットは数ある管楽器の中でもメンテナンスはあまり必要としてない楽器であると考えています。理由はトランペットの構造自体が非常にシンプルであることが挙げられます。もちろん何の手入れもしなくていいのかというとそれは間違いです。ただ必要以上に洗いまくったりする必要がないのでは?とは感じています。あと洗浄に関しては気をつけないとかえって楽器を傷つけてしまう恐れもあるからです。ポイントを押さえてメンテナンスすることであまり時間もかけず、楽器を良い状態で保つことができるのです。
2 masatoがやってるトランペットのメンテナンス
それでは実際のメンテナンスについてお話していきます。
楽器の洗浄について気をつける事
私は世間で言う楽器洗浄をほぼやってません。私がずぼらと言う事もあるかもしれませんが、分解洗浄はやって年一回くらいしかやりません。洗浄そのものは全く否定しませんしやればいいと思っているのですが、楽器洗浄をするにあたって気をつけないといけないことがいくつかあります。
- 管内をゴシゴシこすりすぎない
- お湯で洗浄しない
- 洗剤を完璧に洗い流す
- 洗浄後のメンテを忘れない
当たり前のことですがこの辺りを気をつけないと楽器を洗うどころか気づつけてしまう可能性が出てきます。特に管内をフレキシブルクリーナーなどのスワブでこする場合に傷をつけてしまいます。それがピストンとかになると最悪ピストンが動かなくなることもあります。特に金属と金属が触れ合っている部分は非常に気密が高いので少しの傷に反応してしまうことがありますので要注意です。あと洗浄の際、水を使用されると思いますが、温度が高すぎますと、表面のメッキやラッカーに影響が出てしまうことがあります。できるだけ水で、もしくはかなりのぬるま湯で行ってください。あと洗浄されるとき中性洗剤使用されると思うのですが、こちらはぬめりが完全になくなるまで洗い流してください。そのあとのオイルやグリスのノリが悪くなります。最後に洗浄された後は洗剤の効果で管内を金属表面の油分が除去されています。洗浄後楽器を組み立てる前にオイル、グリスを塗ってから組み立ててください。管の接地面が傷つきます。
繰り返しになりますが洗浄時には気をつけてくださいね。
表面のメンテに関して
私はシルバー仕上げの楽器を使用しています。使用してきますと酸化により銀表面が黒ずんできます。いわゆる錆びてくると言う事です。これに関しては私は基本放置してますと言うと語弊があるのですが、毎回の練習後楽器拭きのクロスで表面をふき取っています。この程度でいいと思います。たまにすぐシルバーポリッシュなどで磨く方がおられますがお勧めしません。確かにピカピカになるのですが、言い方悪いですがそれらには研磨剤が入っていますので要は表面げずって光らせていると言う事になります。そう簡単にはがれるとかはありませんが、そのスピードは速まってしまうでしょう。ですからできるだけ日々のメンテナンスで表面の酸化のスピードを遅くするようにしましょう。
本当に気になる部分は楽器屋さんにメンテナンスしてもらいましょう
タイトルどおりで、あまりに気になる部分は自分で解決せずに楽器店に相談することをお勧めします。
3 まとめ
いかがだったでしょうか。今回は楽器のメンテナンスについてお伝えしてきました。
私は楽器を洗浄するということでのメンテナンスをできるだけ避けています。分解することもあまりお勧めしません。冒頭にトランペットはメンテナンス少なくて良いと書きましたがそれは触らないほうが良いという意味でもあります。特にピストン部分は精密そのものです。ですから大事なのは日々のこまめなメンテです。バルブオイルをこまめに差す。表面の油汚れはその都度ふき取る。管内の水分は可能な限り除去するなどを普段からしておけば楽器はとても長持ちするのです。あなたのパートナーである楽器を大切に労わることで愛着もわき練習にもテンション上がること間違いなしです。なにかご質問ありましてらお答えしますのでお問合せお願いたします。
それでは今回はこの辺で、また次の記事でお会いしましょう。
masato