皆さんこんにちは、masatoです。
今回はトランペット吹きの方なら悩まない方はほぼいないのではないでしょうか?
今回の記事は【バテる】ということについてです。
皆さんありますよね曲を演奏していて大事なあの部分に差し掛かって、『よしやるぞ!』と気合十分でも、あれ?段々唇周りが疲れてきて音が鳴りにくくなってきたーどうしようー。
トランぺッターはこんな恐怖に立ち向かいながら日々取り組んでるのです。こんなトランぺッターの悩みを少しでも解決できたらなぁと思っております。
それでは始めていきましょう。
1 どうしてバテは起こるのか?
トランぺッターなら誰しもが悩みを持つバテ。どんなに吹いても疲れ知らずで吹き続けることができたらなんと幸せなんでしょう。そもそもバテるとはどういう状態のことを言うのでしょうか?それは
- トランペットを演奏することで唇に負担がかかります。
- そうすると唇の周りの口輪筋という筋肉が硬くなり血管が圧迫されて血流が悪くなります。
- 血流が悪くなると筋肉を動かすのに不自由な状態になり反応しなくなる
このようなプロセスでバテるという状態になるのです。要は筋肉疲労、血行不良なんです。
ですからトランペット吹いている限りは必ず起こる症状なわけです。ということでバテない方法は残念ながらありません。うまく付き合っていかないといけないんですね。
2 masatoの『私はバテてこんな失敗をしました』体験
練習のやりすぎ
何事もやりすぎはよくありません。私の場合は『今日調子いいかも!』というときに詰め込んで練習してしまうことがあります。当然調子がいいのでメニューはどんどんはかどっていきます。気分も良くどんどん負荷かけていきます。
少し休憩して再度練習に取り掛かると『あれ?全然唇が反応しなくなってる』こうなるわけです。時すでに遅し、相当疲労した状態に陥ってしまうのです。こうなりますと復活に時間を要しせっかくの練習も中断せざる得ないのです。
しかし中断できるならまだましなのですが、あなたが吹奏楽部などに所属していた場合はそうはいきません。個人練習だけでなく、いろんな練習をこなさないといけないのでさらに唇に負担かけることになってしまいます。一日の練習計画を理解して進めていきましょう。
本番のリハーサルで吹きすぎ
これも皆さんあるあるではないでしょうか。本番は練習場所と違いホールなどで行われます。音が良く響く環境だったりしますし広いのでついオーバーブロー気味に演奏してしまいます。リハーサルでばっちり練習し、昼ごはん食べてさあ本番。音出ししようとすると『あれ?全然唇反応しないぞ』となってしまい。せっかくのリハーサルもむなしくボロボロの本番を迎えたことがあります。
本番はただでさえ緊張しているので普段と違うことをしてしまいがちになります。あなたの演奏する環境が変わってもできるだけいつもと同じ状態をキープするように心がけてください。やはりせっかくの本番ですので普段の成果を存分に発揮できるようにしたいものです。。
3 バテとどのように付き合っていけばよいのか考える
前段でお伝えしたように【バテる】ということは演奏している限り避けることはできません。私は自分自身の失敗からバテることをできるだけ回避できるように考えて練習するようにしています。
休憩をこまめに入れる
私たちトランペットを吹いてる方々は一種アスリートの性質を持っています。トレーニングにおいて体を休める事は非常に大事で無理に練習するよりも休みを計画的にとって練習したほうが疲労も少なく、練習効率も上がります。
私は40分に1回くらいは全く吹かない時間を10分から15分間取っています。
できるだけ毎日練習する
社会人の方は結構厳しいと思いますが、やはりバテる原因が筋肉疲労である限り筋肉そのものの持久力をつけないことには状態は好転しません。もし1週間に1回しか吹けない方がいれば、そのペースを守っていったほうがいいと思います。
私の経験上演奏するペースを一定にしたほうが筋肉の状態が安定します。吹いたり吹かなかったりが続くと体が適応できなくなりバテの状態は改善されにくいことになります。
リップスラーの練習を取り入れる
バテに一番効果的な基礎練習はリップスラーと私は考えています。
リップスラーは唇周りの筋肉に効きます。きついです。練習メニューとしてはできるだけ動きの幅が大きいメニューで臨むのが良いと思います。普段の練習に取り入れてみてください。
リップスラーに関してはこちらの記事で詳しく紹介していますので
併せてお読みください。
4 まとめ
いかがだったでしょうか?今回はバテるということについてお伝えしてきました。
ピンポイントで悩みの多いテーマです。バテは特効薬的にこれをすれば改善するというものはなくて、普段の練習をどれだけ定期的に行って徐々に負荷かけることでトレーニングしていくところが逆に難しいところなのかもしれません。
ただ私が中学、高校の頃はただただ根性論でひたすら練習してましたが、今はある程度科学的に練習を分析されてきています。繰り返しになりますが管楽器奏者はアスリート的なアプローチでトレーニングされてきています。
今もバテにお困りの皆様、基本私もアマチュアで楽しみながら楽器を吹いています。細かなところは気にしなくてもいいとは思いますが、普段の練習メニューを見直してみて、休憩の入れるタイミング、バテに効く練習メニューを考えていくと効果がグッとあがっていきます。
さらに詳しいメニューお聞きになりたい方はお問合せしていただいたらできるだけお答えいたしますのでお待ちしております。
それでは今回記事はこの辺で、また次の記事でお会いしましょう。
masato