ほんとは難しい、ロートーンについて

皆さんこんにちは、masatoです。

今回はロートーンについてお話していこうと思っています。私が36年トランペットを吹いてきている中での悩みの一つがこの低い音をいかに良い音で響かせることができるかなんです。これって私だけではなく多くの人が共感される思いであると思います。いったい何がそんなに難しいのでしょうか、そしてどのようにすればロートーンがいい音で響くようになるのか。皆さんも実践していただいてこれらを克服してやりましょう。

1 ロートーンとは

明確な定義があるのかと言えばありません。個人の認識の違いはあるでしょうが、私は実音D以下からの音域について『ロートーン』と分類しています。それより上の音域とは何が違うのか、経験測ではありますがそれらの音域に入ると

  • 音の響きが浅くなる
  • 音そのものが安定しない
  • ピッチが悪い

これらの症状が顕著に演奏に表れてきます。確かに音はなりますが、上記のようなことになるので体感的にも違和感があります。実際求められるロートーンの状態は

  • 太く安定した響き
  • 温かさを感じる音色
  • 安定したピッチ

が考えられます。このような音を得るために必要な練習とはどのようなものなんでしょうか?

2 ロートーンで気をつけるべきこと

なかなか安定した響きを出すことができないロートーンなのですが、日々の練習で意識するポイントがいくつかありますので、ご紹介していきたいと思います。

息の出すスピードを意識する

トランペットの演奏の90%は息の使い方で決まると言われています。出したい音に対して適切な息の使い方が個人個人であるのです。これは皆さん一定にと言う事はなくあなたの体格や体力、歯並びいろんな要素が絡んでそれらが決まってきます。しかし共通して言えることは、ロートーン演奏に関しての息の出すスピードは『遅めの息』で出すのが効果的です。音域に対して息のスピードが速すぎると、少し詰まったような音になります。また遅すぎると失速するかの如く音がおちてしまいます。

息にスピードと言われても体感しずらいかもしれません。極端な体感例ですが、ご自分の中で『時速10キロの息』『時速50キロの息』のイメージで唇を通過する息のスピードを体感してみてください。そして実際吹く際に何キロの息で演奏した時に良い状態だったのかを体で覚えていってください。またロートーンの息のイメージとしては歯磨き粉がチューブから出るような感じを想像してみてください。そんなことを体感しながら練習することで安定してロートーンが響くポイントがあるはずですので根気よく見つけていってください。

唇を緩めすぎない

ロートーン演奏するとき口を緩めすぎる方多いです。確かに緩めないといい音はならないのですが、緩めすぎてトランペット本来の艶のある音色が犠牲になってしまうのです。普段の基礎練習では少し上の音域の唇のセッテイングの状態からあまり変えないのが良いです。トランペット吹いてますとある程度体がそのあたりの状態を自動修正していく傾向があるので、無理に緩めたりするとそれは過剰な動きになり結果不自然となります。綱に体の状態をリサーチしていってください。

しっかり歌う(音程)

ロートーンはハイトーンと表裏一体で音程のイメージがつきにくいのです。演奏するときその音域に差し掛かってきたら、普段より音程のイメージを明確に持ちましょう。音程がはまると音色が良くなってきます。

3 まとめ

いかがっだでしょうか、今回はロートーンについてお伝えしてきました。まずは一度実践していただいたら効果が分かるようになってきます。ほんとにロートーン悩みます。(私は)でも意識するところロートーンに起こりうる状態をあらかじめ予測していくことで、それらの対策を打つことができます。私も含めて頑張って練習してみましょう。またわからないことがございましたらお問合せお願いいたします。できるだけお答えいたします。

それでは今回はこの辺で、また次の記事でお会いしましょう。

masato

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