より音楽的な演奏を、masatoのトランペットで歌うと言う事について

皆さんこんにちわ。masatoです。

今回のテーマは『歌う』と言う事についてです。よく指導を受けるときに歌うように吹いてみれば良いと教えられた方おられますよね。私のその一人です。でもトランペットで歌うてどういう事?疑問に思った方はおられませんか。あまりに抽象的な表現ですので具体的にどうすればよいか判断に困ってしまいます。そんな皆様の為に私の経験のからトランペットで『歌う』と言う事にできるだけ具体的にお伝えしようと思います。

1 トランペットで歌うとは

冒頭にもお話いたしましたが『歌う』とはどのようなことを指すのでしょうか。世間的な解釈としては、感情豊かに声楽のような表現を指すものであると言われています。ではどのように演奏すればそのように聞こえるのでしょうか?歌うという行為は自らの体で声で曲を表現することです。そして表現するは音楽しようとする気持ちだけでは、聞き手には伝わりません。もちろん音楽を表現をしようとするきっかけは、気持ちの部分は決して少なくありませんし、それがないと始まりません。しかし実際の表現は音楽のある法則にのっとって演奏することで、その気持ちが伝わりやすくなります。ですから私たちはそれらを理解し訓練し表現しないといけないと言う事です。それでは私の経験から音楽的に表現するために知っていただきたい法則を挙げていきたいと思います。

2 歌うと言う事について(方法論)

フレーズの最高音は丁寧に演奏しましょう

楽譜に書かれているのがメロディでしたら1フレーズの中に一番高い音がそのフレーズの大事な部分です。その音に向かってどのように吹くかで音楽的かどうかが決まってきます。ですから先ずその音を見つけてアプローチしてみてください。

フレーズの上行系はクレシェンド、下降系はデクレシェンドで

音楽の流れの特徴として音が上向してくれば緊張を表現し、下降してくれば落ち着きを表現します。ですから上行系をクレシェンド、下降系をデクレシェンドすることでそれらを表現しやしくなります。そしてさらに楽譜上に記号がついていればより大胆に表現すればメリハリのある演奏ができます。

アウフタクトの音は気持ち長めに処理しましょう

弱起と呼ばれる表紙の次の1拍目に向かう音です。この音をどう処理するかで次の1拍目の表現が変わります。向かっていくのか、納まっていくのか楽譜によって表現は分かれるのですが、どちらにしても少しテヌート気味に処理をしておくと印象度が大きくなります。決して乱暴な表現にならないほうが良いと思います。

跳躍するときは跳躍する前の音を丁寧に

跳躍とはざっくりですが、連続する楽譜が3度以上離れている場合のことで跳躍進行ともいわれています。こういった場合、2つの音の処理としては最初のほうにウエイトをかけていったほうが美しく跳躍ができます。下の音が安定することで跳躍した上の音が美しく聞こえるのです。ぜひ試してください。

フレーズには自然な伸び縮みがあり必ずしもin tenpoではありません

歌手などが実際に歌っているところを拝見すると、同じテンポで歌っていると言ことはありません。楽譜上は同じテンポになっていてもその中での揺れ(アゴーギグ)があるので我々管楽器奏者もそれらは意識していかなければなりません。吹奏楽など大人数で演奏するときはあま、りに個人的なtempoはアンサンブルの乱れにもつながってしまうのですが、ソロや少人数でのアンサンブルの時はフレーズを見ながら自然な揺れを作って行ってください。

3 まとめ

いかがだったでしょうか。今回は歌うと言う事についてお伝えしてきました。

より具体的に『歌う』と言う事が理解していただけたのではないでしょうか。トランペット吹きにとって大事なことは取り組んでる曲をどのように表現していくかが一番大切になってきます。普段努力していただいている基礎練習やテクニックも最終的には曲を音楽的に表現するための手段なのです。そしてぜひこの法則を実践していただいて表現力豊かなトランぺッターになってください。またわからないことありましたらお答えいたしますので、お問合せページよりご質問お待ちしております。

それでは今回はこの辺で。また次の記事でお会いしましょう。

masato

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