皆さんこんにちわ。masatoです。
私の記事ではいつもトランペットの演奏に関しては『より自然に』ということをお伝えしてきています。そしてその部分は非常に重要なウエイトを占めています。しかしながらトランペットを演奏するにあたっていくつかの例外があります。それが『トランペットの音程の癖』なんです。広く言いますと管楽器の癖とも言えます。今回はその癖を知ることで、よりいい演奏、いい音楽ができるようになっていきますので、普段の練習にご活用ください。
それでは始めていきましょう。
1 トランペットの音程の癖を知りましょう
普段の練習で『あれ?なんでいつもこの音こうなるんだろう?』みたいな疑問てありませんか?その音、特に音程は正しく吹いていてもうまくいかないことが多いです(個人差あり)。
今回は私の経験上起こりえる頻度の高い順に音程の癖を取り上げていきます。
C(五線下)
一番有名な癖でご存じの方も多いと思います。1番ピストン、3番ピストンを押しますがとても音程が高くなります。3番管を適度に抜いて調整が必要です。唇の調整では追いつかないので必ず調整が必要です。
H(五線下)
この音も実音Cと同じ現象です。私個人的にはこの音のほうが調整が大胆に必要になってきます。
D(第4間の位置)
こちらの音はピストンが通常開放で吹く音なのですが音程が下がります。この音の処理に関しては常に明るめの音を吹くイメージで演奏すると誤差が軽減されます。しかしながらどうしても会わない時は1番、2番ピストンを押して演奏すると(変え指)ピッチは上がりますが多少なりとも音色に支障が出ます。
D♭(五線第4間)
こちらの音も実音D同様に音程が下がります。対応も同様に処理が必要です。もしもの時の変え指は2番、3番ピストンを押してチェックするようにしてください。
F#(五線下)
この音は油断すると音程がかなり下がります。対応としては唇での調整になります。ただでさえ低い音域ですので、頭の中で音程を明確に歌えていること。必要以上に力まないことが大事です。
C(五線第4線)
油断すると音程が下がります。唇での微調整ですが、必要です。Cという音の性質上明るい音色を吹くことをまず実践してください。しかしながら、それでもあまりに効果がない場合変え指としてピストンの1番、3番を押してみてください。ただし音色が良くないのであまりお薦めできません。
2 トランペットの癖に対する対処法
上記でお伝えしたこのような癖は他の音でも存在します。実際演奏するにあたってはこれらの問題を知っておく必要があります。それをわかったうえで対処していきましょう。ちょっと難しくなってきましたか?でも大丈夫です。
良い音を出すことにこだわりましょう
ただ私としましては、これらの問題を解くのにあまりに音程のことばかり気にしていたら音楽の方向性が変わってします。要はつまらない音楽になってしまうと言う事です。ではどのように心がければよい方向へ向かうでしょう。答えは簡単です『いい音を出し続けること』これにつきます。「いい音=いい音程」と言う事なのです。ですから普段の練習時にできるだけ良い音で吹けるようご自分の音をよく聞くと言う事に集中してくださいね。そして時にはチューナーを使って耳を鍛えつつ言い音色が出るように頑張っていきましょう。そして一番大切なことは良い音の具体的なイメージを持っているかどうかです。名プレイヤーの演奏を聴いてイメージするのが近道です。
自分の音を録音してみましょう
自分の音を一番客観的に聞いて判断するためには練習中のご自分の音を録音するのです。それによって音程の悪い部分が修正されているか聞き取ることができるメリットともう一つは上記で申し上げた良い音のイメージに今の音が近づいているのかを判断できます。『録音はうそをつかない』ですので一番の先生とも言えますね。
3 まとめ
いかがだったでしょうか。今回はトランペットの癖についてお伝えしてきました。今回の記事内容はわかっていてもやらない方が多い部分なので、これを実践していただけるとライバルに一歩リードすることができますよ。わかりにくい部分がありましたらお問い合わせいただきましたらできる限りお答えさせていただきます。
それでは今回はこの辺で、また次の記事でお会いしましょう。
masato