持替え楽器に関してのmasato的考察

皆さんこんにちわ。masatoです。

皆さんが所有されている、または部活の備品であるのはトランペットだけでしょうか。トランペット演奏してますと、楽譜に『in cornet』とか『フリューゲル』『pic tp』とか様々な指示がが出てきます。これはその指示の楽器に持ち替えてくださいという指示なんです。そこで今回はそれらの持ち替え楽器の紹介と簡単な演奏のコツに関してお話していきたいと思います。

持ち替え楽器に関して

コルネット

こちらは学校の備品にもよくあると思います。トランペットとは違い管の巻きが細かくなっているのでコンパクトです。ですから特に体がまだ成長しきっていない小学生にはサイズ的に持ちやすく扱いやすい事もありそのようになっていると言われています。ただ基本的な吹き方、ピストンの運指などはトランペットと全く同じなのですが、楽器の起源が全く違っていて、いくつかの特徴的な違いがあります。今回は構造的な違いについては割愛いたしますが、単純に演奏して違うのは音色です。コルネットはトランペットと違って華やかで直線的な音の響きに対して非常にしっとりまろやかです。それでいて細かな音符を演奏するにも比較的演奏しやすいです。曲の中での持ち替えもありますが、最初からトランペットとコルネットのパートが別に書かれている曲もあります。

フリューゲルホルン

こちらの楽器も起源はコルネットと同じです。基本的な演奏方法と運指はトランペットと同じです。特徴的なのはコルネットよりさらに柔らかく深い音色を出すことができます。ジャズなんかではバラード作品なんかをフリューゲルホルンで演奏することが多いですし、吹奏楽にもよく使用されています。私も個人的に大好きな楽器の一つで、一台所有しております。楽器名にも『ホルン』とありますが、ホルンとは全く別物ですが、わかりやすく言うとトランペットとホルンの間位になるのかもしれないですね。

ピッコロトランペット

構造的にはトランペットの1オクターブ上の音が鳴ります。と言ってもそれは構造的なお話で、残念ながら実際吹くには普通のトランペットで吹けない音はならないです。吹き方、運指に関しては基本トランペットと同じです。ピッコロトランペットは天使の歌声のごとく澄み切ったそして歯切れのよい音色です。主に使用されているのはバロック音楽や現代音楽に使われていることが多いです。演奏するには結構な訓練が必要な楽器で、初心者の方にはすぐには馴染めないのではと思います。

持ち替え楽器演奏時の注意点

今回紹介した楽器ですが、説明にもあったように基本トランペットと扱い方は同じです。しかしその構造の違いからも全くの別楽器と言えます。ですからそれぞれの楽器の特徴に合わせた吹き方をしないとうまく操れません。よくコルネットを吹いてもトランペットを吹いても同じ音色で吹かれている方がいるのですが、おそらくそういったケースでは、『楽器の音色のイメージ』ができていないためにそのような現象になってしまうのだと感じています。そこで私の経験からそれら持ち替え楽器を吹く上での準備、注意すべきポイントをお話させていただきます。

イメージする音色を見つける

持ち替え楽器を演奏する際は、まずその楽器の音色を自分の中にイメージできていないといけません。YouTubeなどで検索すれば出てきますので自分好みの音色を見つけましょう。そして演奏するときにその音色で頭の中をいっぱいにしてください。きっとみるみる音色が変わっていくはずです。

マウスピースはできれば自分で調達しましょう

トランペットと違って持ち替え楽器は個人持ちされてる方は少ないだろうと思います。何気にその楽器についているマウスピースを使ってしまいがちですが、ちょっとお待ちください。やはりマウスピースはできるだけ個人で所有していただきたいです。なぜなら付属品のマウスピースが皆さんのからだの状態にあっているかわからないからです。個人差ありますが、私の経験では、持ち替え楽器は普段演奏されているトランペットのマウスピースより同じかそれより少し大きめがマッチすると考えています。あと皆さんがイメージしている音が再現できやすいマウスピースを選ぶほうが合理的です。少しのこだわりで大きく上達へ近づきますので是非マウスピースは個人持ちをお勧めします。

楽器の癖を知る

現在市販されている楽器はどれも改良が進んでいて扱いやすくなっていますが、やはりその楽器特有の癖があります。まずは音程。少し古い楽器を使用されている方ですと顕著にわかってしまうのですが、ある特定の音が極端にピッチが悪いものがあります。それは技術ではカバーしきれない部分もありますので、あらかじめ管の抜き差し、自分自身でのカバーをしないといけません。

あとコルネット、フリューゲルホルンに言えることはトランペットと同じ息遣いで演奏しては良い音が鳴りません。少し息のスピードを緩めてたっぷりした温かい息を吹き込むほうが、味が出ます。その加減は普段の練習で体感していく必要があります。

3 まとめ

いかがだったでしょうか?今回は知って得する持ち替え楽器についてお伝えしてきました。持ち替え楽器の魅力はトランペットにも劣らずたくさんあります。演奏するチャンスがありましたら是非今回のお話を参考にしてみてください。そしてそれらを演奏することで自分自身の演奏に対する柔軟性がつき、結果相乗効果としてトランペットの演奏も向上していくことでしょう。またご質問などありましたら、お問い合わせに書き込んでください。できる限りお答えいたします。

それでは今回はこの辺で、また次回の記事でお会いしましょう。

masato

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