音楽的なスケール練習でスケールアップ※masatoの演奏サンプル付き

皆さんこんにちは。masatoです。

今回の記事でなんと5記事目を迎えることができました。私の記事を閲覧していただき誠にありがとうございます。どんどん発信していきますのでよろしくお願いいたします。

今回のテーマは【スケール】です。いわゆる音階のことです。トランペットの基礎練習といわれる練習はもちろんどれも大切な練習ばかりなのですが、今回のスケールは今までのタンギング、リップスラーと違って機能的と言いますか、メカニカルな感じではなく、より【音楽的】な練習と言えるのではないでしょうか。今回はそのあたりをより説明させていただきたいと思っています。

では、早速始めていきましょう。

1 スケール練習の必要性に関して

スケール練習ですがこちらの練習の重要度はタンギング練習の次に大事だと考えています。スケール=音階ですが、当たり前のことですが音楽をするということは色んな曲に取り組むわけです。そして曲におけるトランペットの役割と言うとメロディや伴奏という風に様々な場面があります。それらを分析すると全てスケールが基本になっています。ここでは楽典に関しては触れませんが、スケールを練習することは全ての曲に応用されていくのです。ちょっとややこしい話になっちゃいましたが、スケール練習は必ず取り組むべき基礎練習と言えるでしょう。

2 masatoがやらかしたスケール練習の失敗談

いつもの私の失敗談ですが、特にトランペットを始めた中学の頃は何も教えてくれる人が周りにいなかったので、すべてが失敗の連続でした(笑)だからこそ今があるのです。

当時何となくスケールをやらないといけないということは聞いていたので思いのままに吹いてましたし、教則本にある譜例を使って練習してたりもしてそれなりにやっているつもりでした。そして高校に入ってスケール練習をしていたら先輩に一言。

あかんあかん!何一つできてへんやん、そんなんスケールちゃうわ!

と言われ、訳が分からずとりあえず『すみませんでした』と謝って、何がダメだったのか考えました。当時は言われるがままやってただけで、自分でこうすれば良いという考えがまとまってませんでした。これも社会人になり色んな人の話や自身の経験から振り返るとダメな原因がわかってきました。要は歌うように演奏できていなかったんです。

歌うように吹くって?どういうこと。何ができていなかったかというと

音のつなぎ目が美しくない

要は音と音の間に不自然な段差ができていたり、正確に音が出ていなかったりすることです。

私の音で失敗を再現します。

【スケール悪い例】

音階のフレーズを意識できていなかった

旋律を演奏するとき、1フレーズの中に納まりがあって、基本的には音が上がっていけば盛り上がり、音が下がっていけば落ち着いていくルールというか、そうすることで自然な旋律として聞こえてくるのです。スケール練習においても同じことが言えて上向系に向けて盛り上がり、下降系に向けて落ち着いていくようにするべきということです。

よく考えればわかることかもしれないのですが、経験やいろんな方の教えがないとすぐには自分の間違いに気づくことはできなくて、私の場合はとても時間がかかってしまいました。たいていの方ははじめは私と同じような段階を踏んでいるのではないでしょうか?

3 スケール練習の音楽的で効果的な練習とは

ということで私の失敗も踏まえ効果的なスケール練習とはどんなものなのでしょうか?

  • スムーズに音が変われているか
  • スケールが音楽的に(旋律的に)演奏できているか

この2点に意識があるとうまくいくことが多いです。具体的な練習としては

スラーとタンギングで交互に演奏する

例えばB♭音階を4分音符tempo100で1オクターブ演奏した場合

スラー、タンギングで1回づつ演奏します。大事なことはその時の息の流れ方がスラーでもタンギングでも同じ流れ方になるようにしてみてください。どちらかがうまくいかないことが多いのでうまくいくほうの息の流れを意識してください。繰り返しトライすることが大事です。

上向系はクレシェンド、下降系はデクレシェンド

これはスケールをより旋律的に聞かせるために意識してください。先に少しお伝えしましたが、より音楽的に聴かせるには上向している場合は盛り上げ、下降していけば落ち着いていくのが自然なフレージングになります。本当はそれを自然に聞かせたいので上記のタイトルの表現は大げさな言い方になります。しかしこれを自然に表現するには練習段階では大げさに演奏してみて徐々に自然な聞こえ方にしていくほうが、練習目的が分かりやすいということもあり推奨しています。ぜひチャレンジしてみてください。

参考として私の練習音源をお聞かせします。先ほどの失敗音源と比べてみてください。うまく伝わるといいのですが。

【つながりが良い例】

4 まとめ

いかがだったでしょうか。今回はスケールについてお伝えしてきました。音楽を作るうえでの土台となるスケール、これを音楽的に演奏できるようになることで聞き手によりいい印象をもってもらえるようになります。

ここで改めてお伝えしたいのは大事なのはテクニックとしてのスケールではなく音楽する意味でのスケールに注目していただきたいということです。確かにテクニックとしてのスケールは大事なのですが、いくら難しいスケールを練習したとしても最初にお伝えした音楽的なスケールの基本を忘れずに取り組んでいただきたいなと思っています。

またわからないことがありましたらお問い合わせからご質問していただきましたら、できる限りお答えしていこうと思っているので、どんどん聞いてください。

それでは今回はこの辺で終わりたいと思います。最後までお読みいただいてありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう。

masato

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